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今回は、PEST分析について紹介したいと思います。
PEST分析とは何か?
中小企業の経営者であるあなたは「PEST分析」をご存知でしょうか?
![PEST分析?](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=294x10000:format=png/path/sd175ba47308b7fa8/image/i3798f93fd4e73187/version/1640418303/pest%E5%88%86%E6%9E%90.png)
PEST分析とは、「Politics(政治)」「Economy(経済)」「Society(社会)」「Technology(技術)」という4つのマクロな視点から、自分たちが所属している業界に影響を与えている外部環境を把握しようとするものです。
Politics(政治)には、政府の方針や政策を反映した法改正や税制改正による規制緩和や規制強化などの政治的要因が該当し、これらが自分たちの業界にどのような影響を与えるのかを分析することになります。
Economy(経済)には、景気動向や成長率を示す各種の経済指標の変化などの経済的要因が該当し、これらが自分たちの業界にどのような影響を与えるのかを分析することになります。
Society(社会)には、社会情勢に影響を与えている価値観や流行の変化、人口動態などの社会的要因が該当し、これらが自分たちの業界にどのような影響を与えるのかを分析することになります。
Technology(技術)には、新技術開発や技術革新などの技術的要因が該当し、これらが自分たちの業界にどのような影響を与えるのかを分析することになります。
![PEST分析のイメージ図](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=543x10000:format=png/path/sd175ba47308b7fa8/image/ibd43d5a511cf609a/version/1640419370/pest%E5%88%86%E6%9E%90%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E5%9B%B3.png)
PEST分析をする上での注意点!
PEST分析は「SWOT分析」や「3C分析」などのビジネスフレームワークと比べると、あまり浸透していない感じが個人的にはするのですが、マクロな視点から外部環境分析を行うのには、とても重宝するビジネスフレームワークだといえます。
そのため、経営計画や経営戦略の立案に役立てる目的で、PEST分析だけを単独に行っても効果はもちろんあるのですが、SWOT分析や3C分析などの他のビジネスフレームワークと組み合わせて行うと更に効果的です。
特に、SWOT分析の「機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」をマクロな視点から把握するには、事前にPEST分析を行うとスムーズに機会(Opportunity)と脅威(Threat)を抽出することができます。
(ちなみに、事前に3C分析を行えば、自分たちが所属している業界内の競合や顧客との関係といったミクロな視点から機会(Opportunity)と脅威(Threat)を抽出することができます。)
![外部環境分析には「マクロな視点から行うもの」「ミクロな視点から行うもの」があります!](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=490x10000:format=png/path/sd175ba47308b7fa8/image/ief9daa2dc2857188/version/1640420727/%E5%A4%96%E9%83%A8%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%88%86%E6%9E%90%E3%81%AB%E3%81%AF-%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AA%E8%A6%96%E7%82%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%82%82%E3%81%AE-%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%AA%E8%A6%96%E7%82%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%82%82%E3%81%AE-%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99.png)
又、PEST分析を行う際には、SWOT分析や3C分析などの他のビジネスフレームワークを利用する場合と同じように、できるだけ様々な意見を収集できるような工夫をすることも重要です。
できれば、私のような経営相談を専門としている第三者に参加してもらうことが望ましいのですが、それが無理ならば、少なくとも会社の各部門の主要なメンバーには同席してもらって、なるべく多くの意見が収集できるように配慮してください。
尚、その際には「ブレーンストーミング」で使われている「出された意見に対して批判をしない」というルールを適用して、なるべく自由な雰囲気で参加者が意見を述べられるように注意を払う必要があります。
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