後発で勝つためにはどうすればよいのか?

この度は、白石茂義公認会計士事務所のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

今回は、「後発で勝つための方法」について考えてみたいと思います。

ホンダが2021年シーズンを限りにF1から撤退……

令和2年10月2日(2020年10月2日)、ホンダが2021年シーズンを限りにFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)から撤退することが報じられました。

ホンダが2021年シーズンを限りにF1から撤退することに……

尚、撤退理由として、公式には「2050年カーボンニュートラルの実現を目指す」と発表されていますから、(F1からの撤退理由の真偽のほどはともかく)ホンダとしては環境に配慮した次世代自動車の開発に経営資源を集中したいということなのでしょう。

ちなみに、環境に配慮した次世代自動車にはHV(ハイブリッド車)やPHV(プラグインハイブリッド車)、FCV(燃料電池車)、EV(電気自動車)などがありますが、化石燃料を使用しないFCV(燃料電池車)やEV(電気自動車)が普及するためには、いくつか超えなくてはならない壁が存在します。

私見ではありますが、どうやらホンダは燃費の良いガソリン車やHV(ハイブリッド車)が主流である時代がまだ暫くは続くと考えていて、特にEV(電気自動車)が早期に普及することについては少し懐疑的だったように思います。(もちろん、EV(電気自動車)の研究開発はしていたでしょうが……)

ところが、蓄電池の性能がどんどん向上してきたこと等の理由により、当初の予想よりも早くEV(電気自動車)が普及する条件が整ってきたことで、様子見をしていたホンダもようやくEV(電気自動車)を販売することを決めたようです。

ホンダファンである私としては、EV(電気自動車)では後発になってしまったホンダが、ここからどう巻き返していくのか注目したいところです。

EV(電気自動車)では後発になってしまったホンダが、ここからどう巻き返していくのか……

思いかけず後発になってしまったとしても……

あなたが属している業界でも、ある技術が思いがけず急速に進歩したことで、これまで注目されてこなかったものが、いきなり本命視されるようなことはあり得るのではないでしょうか?

その際に、そのような技術の開発に注力していれば、期せずしてブルーオーシャンへ乗り出すチャンスが与えられることにもなるのでしょうが、そのような幸運に恵まれる確率はそんなに高くないはずです。

そのため、多くの場合、そのような技術が大きな期待を集めるようになった後で、つまり、みんなが有望であることに気がついてから、後発として参入することになります。

けれども、そのような状況で参入したとしても、そのままでは先発に勝つことができません。

そこで、「後発で勝つため」には、そのための方法をどうしても知る必要が生じます。

実は、このような「後発で勝つため」のニーズに応えるため、令和2年9月30日(2020年9月30日)に技術情報協会より『“後発で勝つ”ための研究開発・知財戦略の立て方、進め方』という書籍が出版されました。

かく言う私も、以前書いた先発企業?それとも、後発企業?というブログ記事を担当者の方にご覧いただいたご縁で執筆依頼を賜り、執筆者の一人として参加させて頂いております。

『”後発で勝つ”ための研究開発・知財戦略の立て方、進め方』が技術情報協会より出版されています!

かなりボリュームのある書籍ですが、「後発で勝つため」の方法が漏れなく記載されており、あなたが抱えている悩み(例えば、先発の弱点を巧妙に突くためにはどうすればよいのか?とか、先発が築いた特許網を攻略するためにはどうすればよいのか?など)にも、きっと応えてくれるはずです。

尚、購入については、下記の技術情報協会のページから申し込めるようになっています。(書籍の概要も同ページで紹介されています。)

又、どんな内容なのかを確かめた上で購入したいという人のために、試し読みもできるようですので、興味のある方はぜひお確かめください。

次回は、「安心」と「安全」の関係についてお話ししたいと思います。

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