ゼロベース思考、当たり前が当たり前ではなくなる時……

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今回は、「ゼロベース思考」について考えてみたいと思います。

ゼロベース思考とは何か?

中小企業の経営者であるあなたは、「ゼロベース思考」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ゼロベース思考……

ゼロベース思考とは、先例主義や前例主義と呼ばれる考え方とは逆で、これまでの思い込みを捨て、新しい枠組みで物事を考えようとすることです。

実は、人間は日々、膨大な数の意思決定を行っていますが、普段、これらを強く意識することはありません。(私もそうですが、あなたもそうですよね?)

なぜなら、日々行われている意思決定の多くが、反復的に生じている事象に対処するものであるため、過去の経験などから導き出されるルールを当てはめれば、ほとんどが自動的に判断することができるからです。

けれども、人間は反復的に生じていない事象であっても、できるだけ過去の経験などから形成された枠組みに従って判断しようとします。

それは、過去の経験などから導き出される枠組みに従って判断する方が、ゼロから新しい枠組みを作り上げ、それによって意思決定を行うよりも効率的であり、行った結果も予想しやすいからです。(あなた自身も、何かしらの問題が生じた場合、これまでの経験に従って意思決定を行ったり、属している業界の慣習などに照らして判断をしたりしていますよね。)

それでは、過去と同じように行動したとしても、過去と同じような結果にはならない場合はどうでしょうか?

既存の枠組みにより判断を行っても問題が生じないのは、あくまでも問題解決の背景にある前提条件に大きな違いがないからです。

当然ですが、前提条件が大きく変化してしまったような場合には、過去の経験をそのままでは活かすことができません。

前提条件が変化すれば、過去の経験はそのままでは活かせない!

ゼロベース思考をすることで……

ゼロベース思考の真価は、今まで探索されなかった解決策を見つけ出せるようになることにあります。

先ほども説明したように、人間は意思決定を行う際には効率性を重視しています。

問題が発生した際、普通はすべての解決策を探索するようなことはせず、これまでの延長線上で解決策を探索し、意思決定を行う者が満足する基準を満たした解決策を見つけ出せれば、その時点で探索を中止します。

もちろん、すべての解決策を探索するための手間やコストがどれくらいになるのかが分からないことを考えれば、このような方法には一定の合理性があるといえるでしょう。

しかし、経営環境の変化などによって満足基準を満たさなくなったような場合、前提条件が大きく変化している可能性があるため、これまでの延長線上で探索をしていても、満足基準をクリアできるような解決策を見つけ出すことは難しいかもしれません。

そこで、ゼロベース思考により、思考の幅を広げ、これまで見逃されていた領域に注意を向けることで、今まで探索されなかった解決策を見つけ出せるようになります

このように、今日では経営環境が大きく変化することが常態化し、過去の経験などを活かすことが難しくなってきているので、ゼロベース思考を意識的に行えるようにしておくことが必要です。

それに、ゼロベース思考が身につけば、問題解決の背景にある前提条件に意識が向くようになるので、「当たり前」ということに対して疑いを持ち、革新を起こしやすくなります。

革新を起こしやすくなります!

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