会社の規模が大きくなれば、生産性は向上するのか?

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規模の経済

中小企業の経営者であるあなたは、『規模の経済』という言葉をご存知でしょうか?

規模の経済というのは、設備などの規模を大きくすることで、単位当たりの平均コストが低下する現象を指します。

まあ、平たく言えば、取扱量を増やすことで、平均コストが安くなるということですね。

規模の経済

実は、コストリーダーシップ戦略が成立するのは、この規模の経済の効果により、低価格に見合う低コストを実現できるからです。

もちろん、コストリーダーシップ戦略を採らないとしても、市場で競争をしている限り、低コストを実現できることは、競争を優位に進める上での強力な武器になります。

そうなると、他の誰よりも、規模を大きくし、取扱量を増やしたものが、有利に戦いを進め、市場を支配することが可能になることを意味するようになりますので、「いかに規模を大きくするのか?」ということが重要になってくるはずです。

現に、様々な方法で資金を調達し、大規模化するという道を、多くの会社が目指しました。

中でも、株式上場というのは、大規模化を実現するための最も有効な手法であり、正攻法ともいえる手法です。

規模と生産性は関係するのか?

規模の経済により、取扱量が増えることで、平均コストが安くなるということは、裏を返せば、取扱量を増やせば、生産性が上昇するということを意味していると思います。

イメージとしては、大型の生産設備を導入することで、大量の製品を、安価に製造することが可能になるといったところでしょうか。

確かに、少品種大量生産が普通だった時代には、取扱量が多い方が、設備の使用効率は高まり、生産性は上がったはずです。

しかし、今のような多品種少量生産がメインになってくると、全体としての取扱量を増やしても、製品ごとの仕様が少しずつ異なるために、機械の段取り時間が長くなるなど、設備の使用効率の観点からは、生産性はそれほど上がらないと思います。

それよりも、生産性に大きな影響を与えているのは、取扱量が増えることで、作業員の作業に対する習熟度が上がる効果(経験曲線効果と呼ばれています。)の方でしょう。

つまり、生産性の上昇に大きな影響を与えている要因は、設備の規模による効率性から、作業員の作業に対する習熟度が上がることによる効率性へとシフトしてきていると考えられるのです。

生産性に影響を与えている要因が、変化している??

このように考えると、中小企業であっても、工夫次第では、大企業と競争できる環境になりつつあるように思います。

もちろん、人という経営資源は、経営資源の中でも、獲得・維持するためのコストが高く、中小企業にとっては、安易に強化できないものだと思います。

それに、取扱量に対する問題をクリアしなければ、作業員の作業に対する習熟度は上げることは難しいかも知れません。

しかし、このような点についても、「選択と集中」の考え方を応用することによって、経営資源を集中し、効率的に活用する方法を見つけ出し、これらに対応していくことはできるのではないかと思います。

さて、あなたはその方法を見つけられたでしょうか?

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