決算書の読み方!その2

この度は愛媛県今治市の白石茂義公認会計士・税理士・中小企業診断士事務所のホームページのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

検索エンジンにより、いきなりこのページに飛んできた人は、その1から読まないと理解できないと思いますので、お手数ですが、その1から読んでみてください。

銀行との交渉を無事乗り切るためには・・・

その1において、中小企業の場合には、経営者が決算書を読めるようになる必要があるのは、銀行との交渉を無事乗り切る必要があるというような場合などであると説明しましたので、その2以降では、そのような観点から、決算書の基本部分について解説したいと思います。

貸借対照表について

まず、決算書の中の、貸借対照表からです。

貸借対照表というのは、会社がどこから資金調達をして、それらの資金をどのような形で運用しているのかを示した表です。

貸借対照表の図

表の右側にある負債の部に記載されているのは、銀行などからの資金調達に関する情報であり、負債の部の下の純資産の部に記載されているのは、株主から出資してもらった額や今までの留保利益の累積額などに関する情報です。

一方、表の左側にある資産の部には、会社が集めてきた資金をどのような形で運用しているのかという情報が記載されています。

銀行は、これらのうち、まずは純資産の部に着目するはずです。

なぜなら、もし仮に、純資産の部がマイナスになっていたりすると、そのような会社に融資をしたとしても、元本が回収できない可能性が極めて高いからです。

銀行業というビジネスモデルは、低利で広く資金を集め、低利で広く資金を貸出すというものですから、利益を出すためには、そもそも回収不能割合を高くすることができません。

つまり、銀行業はローリスク・ローリターンでなければ成立しない事業であることから、元本を回収できるかどうかが、最も重要なことなのです。

ですから、まずは純資産の部がマイナスになっていないのかをチェックすることで、元本の回収可能性を検討するのです。

しかし勘違いしないでください。純資産の部がプラスであれば、回収可能性についてはパスしたわけではありません。こんなものは、入口の入口の・・・、それまた入口ぐらいのチェック項目でしかありません。

そもそも、優秀な銀行であればあるほど、融資を依頼してくる会社の決算書など信用していません。全面的に疑ってかかるのが普通です。

よく考えてみてください。

その1で、決算書とは、経営者の「成績表」のようなものと述べましたが、その「成績表」は経営者自身が作っているのですから、融資を申し込んでくる会社の経営者が本当のことを書いてくるなどと、よほどのお人よしでもなければ思ったりしないでしょう。

当然、ありとあらゆるチェック項目を設けて、決算書の内容に矛盾がないかを徹底的に調査します。

経営者に質問をするのも、ウソがないかを確かめるためです。

それに、きちんとルールに従って作成した決算書であっても、表の左側に記載されている資産の額は、ほとんどのものが、当初の購入額のままになっています。

それらは、会社が運用している資産の市場価値を反映しているものではないので、実際の返済能力は、貸借対照表からは読み取ることはできません。

そこで、銀行は、貸借対照表に修正を加えて、実際の返済能力を把握しようとします。

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