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ある政治家の記者会見を見て思う・・・
近頃、公私混同疑惑により、ある政治家のリーダーとしての資質が問われています。
ここで、リーダーというのは、組織の構成員に影響力を行使する主体のことを指します。
しかし、組織ということであれば、あなたの会社も組織であることには変わりはありません。
つまり、中小企業の経営者であるあなたも、実はリーダーなのです。
そこで今日は、リーダーの大事な役割である『リーダーシップ』についてお話ししたいと思います。

リーダーシップに関する定義については、人によって様々であり、一定したものはないようですが、私の手元にある経営学の用語集では、次のように記述されています。
「リーダーシップとは、組織や集団の目的を達成するために、人々を動機づけて特定の行動や貢献を導き出そうとする影響プロセスである。」
要は、リーダーシップとは、関係者に一定の行動をさせるための影響力のようなもののことです。
リーダーシップが重要になるのは、それが組織の成立条件にプラスの影響をするからです。
組織の成立条件は、1.共通目的があること、2.参加者の協力が得られること、3.調整のためにコミュニケーションがとれること、の三つから構成されます。
リーダーシップはこれらの成立条件の全てに影響を及ぼしますが、特に、2.参加者の協力が得られることという成立条件に対して強く影響を及ぼすことになります。
リーダーシップの効果と前提
もし、中小企業の経営者であり、会社という組織のリーダーであるあなたが、強いリーダーシップを発揮することが可能であれば、従業員などに対して、自発的に、会社のために、積極的に働いてもらえるように仕向けることが可能となります。
ポイントは、「自発的に」と「積極的に」という部分です。
リーダーシップを発揮できれば、従業員の主体的な行動を引き出すことが可能になるということです。

しかし、そのためには前提があります。
このようなリーダーシップを十分に発揮するためには、フォロワー(影響力を行使される側)が、それを受け入れる気持ちがなければならないでしょう。
例えば、冒頭で記述した、あの政治家を例に説明すると、あの政治家が十分なリーダーシップを発揮するためには、彼が「自分はトップリーダーだ!」と言うだけではダメだということです。
「あーなるほど、さすがは○○だ!」と職員に思ってもらえるようにならなければ、彼らの主体的な行動は引き出せないのです。
「言行不一致」では、人はついてこないというのは、今の彼の状態を見れば、あなたにも理解してもらえると思いますが、どうでしょう?
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