中小企業の差別化戦略とコモディティ化

この度は愛媛県今治市の白石茂義公認会計士事務所・白石茂義税理士事務所・白石茂義中小企業診断士事務所のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

今日は、『コモディティ化』について、話してみたいと思います。

『コモディティ化』とは、高付加価値商品として、市場に投入された商品が、普及するに従って、その持っていた特異性が薄れ、競争優位性が無くなっていく現象のことです。

簡単に言うと、購買者目線で、『どこの商品も、だいたい同じ』という状態になってしまう現象のことです。

以前、差別化なんて、中小企業が出来るのか?というのを、6回に渡りブログで書きましたが、その裏テーマとして、『コモディティ化』をどう防ぐのかというのがありました。

大企業でさえ、多額の研究開発資金を投入して新製品を開発・販売しても、たちまち『コモディティ化』してしまうという、昨今の状況を鑑みて、資金力で劣る中小企業に、果たして戦う術はあるのだろうかと思ったわけです。

あらゆる市場でコモディティ化が進んでいるような・・・

『コモディティ化』の厄介なところは、『コモディティ化』したからといって、たちまち売れなくなるということではなく、今までのように高い価格では売れなくなるということです。

そのため、死筋商品になる前に売ってしまいたいという心理が働き、それにより、更なる価格競争が始まり、結果、大きく原価を割り込むようになってしまうのです。

資金に余力がある大企業なら、このようなことにも耐えられるのかも知れませんが、資金に余力のない中小企業が、このようなことを続けていれば、簡単に資金繰りは悪化してしまいます。

又、『コモディティ化』というのは、一般に、BtoC(事業者対消費者)の間で生じるものとして説明されますが、BtoB(事業者対事業者)の間にも波及する恐れがあると思います。

販売価格の低下の要因は、当然、製造原価を低下させる方向にも働くためです。

『コモディティ化なんて、うちは、ただの下請けだから、関係ないよ!』なんて思っていると、案外、それが、取引先からの価格引き下げ圧力の理由だったりするかも知れません。

コモディティ化の影響は、いろんな所に波及していると思います。

私が、差別化なんて、中小企業が出来るのか?で考えた対策としては、短期的には、中小企業としてのメリットを活かし、大企業が入ってこられないような、極めて小さな『ニッチ』な市場を見つけて、そこで商売をするということ、長期的には、『ブランド』を育てるということでした。

『コモディティ化』というのは、私なりの解釈では、企業間の競争が招きよせるものなので、出来るだけ、競争を回避する方向で、対策するしかないという考えです。

まあ、これ以上のアドバイスは、アドバイスをする会社の置かれている状況によりに変わってきますし、ここで書いてしまうと、すぐに『コモディティ化』するので、控えておきます。(笑)

白石茂義公認会計士事務所・白石茂義税理士事務所・白石茂義中小企業診断士事務所では、士業コンシェルジュというコンセプトのもと、「公認会計士」「税理士」「中小企業診断士」が、『経営相談』に応じております。

特に、愛媛県松山市、今治市、新居浜市、西条市の経営者の皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

必要の際には、お気軽にお問い合わせください。