経営相談は、インテグラル型の商品じゃないですか?

経営者の皆様、いつも私のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、『インテグラル型』について、解説したいと思います。

インテグラル型?

『インテグラル型』とは、擦り合わせ型とも呼ばれるもので、皆さんのよく知っているものを例に挙げると、ガソリン車が、それに当たります。

ガソリン車は、複数の部品から構成されていて、ガソリン車としての性能を、最大限に発揮するためには、それぞれの部品が相互に連携して作動しないとなりません。

個々の部品がいかに良くても、製品全体として力が発揮できるように調整されていないと、製品としてのパフォーマンスを発揮できないわけです。

一方、インテグラル型に対立するものとして、『モジュラー型』というのがあります。

『モジュラー型』とは、組み合わせ型とも呼ばれるもので、皆さんのよく知っているものを例に挙げると、パソコンが、それに当たります。

パソコンも、複数の部品から構成されていますが、それぞれの部品が、製品の規格に適合していれば、『インテグラル型』の様に擦り合わせの作業をしなくても、製品としての機能を発揮することが出来ます。

歴史的に見ると、多くの製品は、『インテグラル型』から『モジュラー型』へと移行してきました。

コンピューターなども、かつては、『インテグラル型』の製品でした。車も、電気自動車などは、『モジュラー型』だと言われています。

日本人の職人気質が上手く適合していたのか、日本企業は『インテグラル型』の製品のモノづくりが強く、かつては世界の市場を席巻していました。

しかし、電化製品の多くが、『インテグラル型』から『モジュラー型』へ移行するに従い、競争力を失い、現在のような状態に陥っています。

そう考えると、ガソリン車は『インテグラル型』だから、今日でも競争力を維持出来ているのかも知れません。

ところで、経営相談というのは、工業製品ではありませんが、『インテグラル型』と『モジュラー型』の、どちらに該当するのでしょう?

私は、『インテグラル型』だと思っています。

だからこそ、経営戦略・マーケティング、会計・財務、税務、人事・労務を一体とする、『士業コンシュルジュ』というコンセプトを思いつきました。

これらは相互に影響し合っています。会社経営を成功させるというパフォーマンスを発揮させるためには、税務などの一部の専門分野からのアドバイスだけではダメなのです。

以前、同業者の方で、「四つをセットにするなんて意味がないんじゃないですか?一つで十分なのではないですか?」という趣旨の忠告してくれた人がおられましたが、それは大きな間違いです。

一つの専門領域のサービスでは意味がないから、意味がある四つをセットにしているのです。四つがそろって、はじめて、経営相談の機能を果たせるのです。

個々だけでも意味があるのか?全体として、はじめて意味があるのか?

経営者の皆様、あなたは、ガソリン車を買う場合、エンジンやボディ、サスペンションなどの部品を別々のメーカーで購入しますか?

いくら個々の部品レベルでの性能の優劣があったとしても、自動車ユーザーの立場からしたら、あまり意味がないですよね?

自動車という製品全体の性能の優劣で判断するのではないですか?

だったら、経営相談というサービスについても、個々の専門分野だけの専門家で大丈夫ですか?全体としての擦り合わせは、どうされるのですか?

むしろ、本当に相談したいのは、個々の専門分野からのアドバイスよりも、会社経営全体としての擦り合わせの方ではないかと思うのですが、どうですか?