この度は、白石茂義公認会計士事務所のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、ECRS(イクルス)について紹介したいと思います。
コストを削減する際には……
中小企業の経営者であるあなたは、何度もコストを削減したいと思ったことがあるのではないでしょうか?
確かに、今のような経済環境であれば、何もしないとコストはどんどん上昇するので、少しでも利益を確保するためにコストの削減をしなければならない状態だと考えられます。
ただ、何も考えず手当たり次第にコストを削減してしまうと、経費を削減したら、利益は増加するのか?(見える化をしよう!その8)でも述べたように、思わず売上を減らしてしまうことで、かえって利益を減らしてしまうことにもなりかねません。
そこで、このような弊害を回避しながらコストを削減するために、「ECRS(イクルス)」というビジネスフレームワークを利用する方法が考えらます。
そもそも、ECRS(イクルス)は業務の効率を高めるために利用されるビジネスフレームワークではあるのですが、削減すべき無駄なコストが発生している場面の裏側では回避することが可能な無駄な業務が生じていることも多いため、ECRS(イクルス)を利用することで無駄な業務を回避することができれば、それによって直接的あるいは間接的にコストを削減することが可能になるのです。
ECRS(イクルス)とは何か?
ECRS(イクルス)とは、Eliminate(排除する)・Combine(結合する)・Rearrange(入れ替える)・Simplify(簡素化する)という4つの行為を表す英単語の頭文字から名付けられたものです。
Eliminate(排除する)とは、対象となる業務そのものを無くしてしまうことであり、不要だと判断された業務などに対して効果を発揮することになります。
Combine(結合する)とは、複数の業務を一つに統合してしまうことであり、それぞれがバラバラに行われ非効率になっている業務などに対して効果を発揮することになります。
Rearrange(入れ替える)とは、業務が行われる順番を見直したり、他の業務に置き換えたりすることであり、業務の流れが非効率になっている場合や他に効率的な業務が考えられる場合などに効果を発揮することになります。
Simplify(簡素化する)とは、行われている業務の内容を見直して作業効率を上げることであり、業務が複雑化して非効率になっている場合などに効果を発揮することになります。
尚、ECRS(イクルス)を実践する際には、Eliminate(排除する)→Combine(結合する)→Rearrange(入れ替える)→Simplify(簡素化する)の順番で行う必要があります。
なぜなら、これらの順番は効果が高い順に並んでおり、仮に効果が低い施策を先に選択してしまうと、それよりも効果が高い施策を見送ってしまうことになり、その威力を十分には発揮することができないからです。
そして、ECRS(イクルス)をコストの削減をする目的で利用する場合、業務が効率化されることでコストは削減されるはずなのですが、対象となるコストが固定費の性質を帯びていると、たとえ業務が効率化されても短期的にはコストが削減されない恐れがあるので注意が必要です。
例えば、事前に契約を交わすことによって金額が既に確定しているような場合、業務量が減ったとしても、減少した業務量に応じた新たな契約を交わすまでは金額は変わらず、コストを削減することはできません。
その11へ← →その13へ
白石茂義公認会計士事務所では、士業コンシェルジュというコンセプトのもと、特に、愛媛県松山市、今治市、新居浜市、西条市の経営者の皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
必要の際には、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
白石茂義公認会計士事務所