赤字が続くとどうなるのか?

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今回は、「赤字の影響」について解説したいと思います。

あなたの会社はどうですか?

あなたが経営している会社は、黒字でしょうか?それとも、赤字でしょうか?

あくまでも、私の経験に基づくものですが、中小企業の場合だと、赤字の会社の割合が多いような気がします。

(まあ、私が決算書を拝見するのは、経営相談の依頼を受ける場合ですから、何かしらの問題を抱えている企業が多いのは当然ではあるのですが……)

中には、「よくこれで経営を続けてこられたなあ」と思ってしまうぐらい、ずっと赤字のところもあります。

本来は、2期連続で赤字になったりすると、銀行などが黙ってはいないはずなのですが、中小企業の場合には、いわゆる「法人成り」のところがほとんどであり、この会社も実態としては個人事業者と変わりはないので、会社は赤字であっても、経営者自身の所得や資産状況などを総合的に判断して、それはそれで何とかなると判断されたのかもしれません。

なぜ、経営が続けられるの?

赤字が意味するものとは?

それでは、赤字というのは、一体、どのような状態のことを指すものなのでしょうか?

赤字という状態を簡単に説明すると、収益の額よりも費用の額の方が多くなっている状態を意味します。

ただ、ここで気をつけなければならないのは、必ずしも、「赤字=資金が足りない状態」ということを意味するものではないということです。

なぜなら、収益が発生した時に、必ずしも収入(現金等が流入すること)が伴うというわけではなく、同じように、費用が発生した時に、必ずしも支出(現金等が流出すること)が伴うというわけではないからです。

ですから、一時的に収益の額よりも費用の額の方が多くなったとしても、それだけでは資金的に厳しい状態になったとは言い切れないのです。(だからこそ、キャッシュフロー経営が流行したわけですが……)

けれども、収益は、過去・現在・未来のどこかで収入(もしくは、支出のマイナス)を伴うものですし、費用は、過去・現在・未来のどこかで支出(もしくは、収入のマイナス)を伴うものです。

タイミングが期間的にズレているだけ……

そのため、巨額の赤字が生じれば、それにより多額の資金が会社から流出することになるでしょうし、少額の赤字であっても、継続的に赤字が続いているようなら、いずれ資金的にひっ迫することになるはずです。

いずれにせよ、赤字の状態を長期間放置していると、いずれは債務超過となり、銀行などから資金を引上げられたり、取引先が取引をしてくれなくなったりして、やがては倒産せざるをえなくなります。

税金を払うのは嫌でしょうが、そんなことを心配するよりも、早く黒字になるように対策をする必要があるのではないでしょうか?

次回は、「制度会計の限界」についてお話ししたいと思います。

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