短期的視点の会社経営と中長期的視点の会社経営?

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会社は誰のものか?

一昔前、会社は誰のものか?という議論がよくされていました。

その当時、アメリカでは、会社は株主のものであるとされるが、日本では、会社は従業員のものであるという意見が主流でした。

ただ、法律的には、会社は株主のものだと解釈できますから、本来、このような議論の余地はないはずです。

ですから、この議論の本質は、会社の所有者が誰なのかということではなく、会社を取り巻く利害関係者のうち、会社は誰の利益を優先するのかということになります。

会社は誰の利益を優先しているのか?

そして、それと同時に、この議論では、短期的視点から会社経営を捉えるのか?それとも、中長期的視点から会社経営を捉えるのか?ということについても、議論の対象にされてきました。

つまり、会社は株主のものであると答えるならば、短期的視点から会社経営を捉えることになり、会社は従業員のものであると答えるならば、中長期的視点から会社経営を捉えることになるということです。

しかし、これは正しいのでしょうか?

戦略と戦術

中小企業の場合、大株主は経営者自身であることがほとんどです。

ですから、会社は誰のものか?と問われて、会社は従業員のものだと答える経営者は、実際にはほとんどいないと思います。

しかし、彼らが従業員の利益を優先していないのかといえば、そんなことはないでしょう。

多くの中小企業では、今でも、従業員の利益を十分に尊重しています。

けれども、そのような会社が、中長期的視点から会社経営を行っているのかと問われれば、それは、経営者に戦略があるのかどうかによって決まってくるのだと、私は思います。

尚、戦略によく似た言葉で戦術というものがあります。

戦略と戦術、どちらも元々は軍事で使われる用語ですが、これらは全く違うものです

戦略と戦術は、全く違うものです!

戦略とは、戦いに勝つための計画・計略のことであり、戦術とは、戦場で勝つための方策・方術のことだからです。

両者は、範囲も全く異なり(戦略は戦場だけでなく広い範囲を対象とするのに対し、戦術は戦場に限定される)、それを指揮する者も全く異なる(戦略は総司令官、会社であればトップ・マネジメントであるのに対し、戦術は指揮官、会社であればミドル・マネジメント以下の者)ものです。

実は、これらの区別がついていないコンサルタントは、意外に多いと思います。

というのも、彼らのアドバイスには、いくら戦術として優れていても、戦略が優れている相手に勝つことはできないことを知らないのでは?と思えるようなアドバイスが散見されるからです。

特に、中小企業の場合、そもそも戦略を持っていない経営者の方も多いです。

そのような場合、まずは戦略を持ってもらうことこそが最優先だと、私は考えています。

さて、経営者であるあなたは、どう思ったでしょうか?

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