あなたは経営者になるのか?それとも、ギャンブラーになるのか?(創業・起業の思考法!その6)

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このブログ記事は、2017年7月9日に改題・更新しました。

今回は、将来を予測するという行為について解説してみたいと思います。

経営者には将来を見通せる能力が必要?

事業を行っていくには、どうしても将来を予測するという行為からは逃れることができません。

その際に、最も効果を発揮するのが、経営者になろうとしているあなたは、ちゃんと数字が読めますか?(創業・起業の思考法!その5)でも説明しましたが、数字を使って計画を立てることです。

数字を使う!

もちろん、予測である以上、それらが確実に生じるという保証はありません。

しかし、数字を使って計画を立てることで、その計画と実績とを比較・分析することが可能となり、差異が生じた原因を究明できるようになります。

更には、そのような比較・分析や差異の原因究明といった行為を繰り返すことで、予測の精度を高めることができるようになります。

つまるところ、自分の仮説がどれくらい正しいのかどうかを確かめることができるなら、それを修正していくことで、将来の成功へと繋げていけるのです。

企業経営で成功するには、「大きなダメージになるような失敗さえ回避していれば、いつかはきっと成功するだろう」という守りの経営をするだけでなく、「どこをどのようにすれば、成功へと繋げられるのか?」ということを積極的に問い続けることも必要なのです。

PDCAサイクルを回し続けよう!

将来を予測するという行為の精度を高め、事業を成功させるための具体的な方法は、PDCAサイクルを回し続けるようにすることです。

PDCAサイクルの図(スパイラル)

PDCAサイクルというのは、Plan、Do、Check、Actionという英単語の頭文字をとったものであり、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)→計画(Plan)…という順番で、これらをスパイラル状に繰り返すことで、目標を達成しようとするものです。

「その事業が成功するのか?それとも、失敗するのか?」人間は神ではないので、将来を完全に予測することは不可能ですが、それでも、企業経営において、PDCAサイクルを回し続けることができるなら、着実に失敗から遠ざかり、成功に近づくことができるはずです。

どんなに経営者としての才能があったとしても、最初から、自分が狙った通りの結果を残せる人なんていません。

上手くいかなかったという結果と向き合い、「何をどうすればよかったのだろうか?」と考え続けることで、成功に近づいていくしかないのです。

けれども、多くの経営者が、このPDCAサイクルを回し続けることができません。

それをしないというのは、ただの運任せのギャンブルをしているのと何ら変わりません。

あなたが創業・起業して成功したいと思っているのならば、ぜひ、PDCAサイクルを回し続けてください。

そうすることで、あなたは立派な経営者となり、もはや運任せのギャンブラーではなくなります。

あなたはギャンブルがしたかったのですか?

次回は、どのような事業を始めるべきかについてお話ししたいと思います。

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