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検索エンジンにより、いきなりこのページに飛んできた人は、その1から読まないと理解できないと思いますので、お手数ですが、その1から読んでみてください。
無謀な賭けにしないために・・・
大企業が入ってこられない細分化された小さな市場に留まり、長く事業を続けていくためには、その市場が、自社の採算が取れる規模までは順調に成長をして、その後、緩やかに成熟し続けてくれることが理想です。
予想に反して、市場が急成長してしまうと、参入を躊躇していた大企業が入ってきてしまいますし、自社の採算が取れる規模にまで市場が成長せず、すぐに衰退してしまうようだと損失を出してしまいます。

ちなみに、大企業が入ってこられない細分化された小さな市場というのは、大企業の予測では、将来に渡って、その市場は成長する見込みがないと判断した市場ということになろうかと思います。
なぜなら、今は不採算な市場であっても、将来は成長する見込みがあると判断できるならば、大企業は、採算を度外視してでも、その市場を取りにくるからです。
ですから、大企業が入ってこられない細分化された小さな市場を対象に事業を行うというというのは、大企業などとの競争を回避するための有効な方法ではありますが、かなりリスキーな方法であるとも言えます。
自分の予想に反し、市場の衰退が始まったら、いち早く、撤退などの行動を起こさなければいけません。
そのため、そのような市場に参入するためには、その8で解説したような、より適切に情報を収集・分析し、的確に流れを読んで、迅速な判断を下せるような体制を整備するだけでなく、自社の業績に関する情報を、より適切に収集・分析し、迅速な判断を下せるような体制も構築しておく必要もあります。
それらができないのであれば、それはただの無謀な賭けをしていることになりかねません。
尚、中小企業にありがちな、税務計算の延長線上にあるような会計では、到底太刀打ちできないので、注意が必要です。きちんとした管理会計を構築しておきましょう。
アーリーアダプターを攻略する!
いずれにせよ、そのような市場に参入しようという決断をしたならば、まずは、その8で説明したアーリーアダプターと呼ばれる人々が自社のファンになるように行動する必要があります。
彼らは、新しい商品やサービスの本質を迅速に見抜く人です。又、博識な人でもあることが多いです。
ですから、自社の商品やサービスの機能について、彼らが満足してくれるようでなければ話になりません。
彼らが、どのような機能であるならば受け入れ、満足してくれるのかを、徹底的に研究し、工夫していく必要があります。

更に、現在では、インターネットの普及によって、コミュニケーションをする手段が発達しています。これらの手段は、彼らとの友好的な関係を構築するためのキッカケにもなります。
ですから、これらを利用しない手はありません。
これらの手段を使って、様々な情報を入手すると共に、彼らをファンとして取り込めるようにする必要があります。
尚、このような作業が、差別化をすることに繋がりますし、ブランディングをすることにも繋がりますから、手を抜くことはできません。
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