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検索エンジンにより、いきなりこのページに飛んできた人は、その1から読まないと理解できないと思いますので、お手数ですが、その1から読んでみてください。
市場の細分化!
昔のように、モノが少ない時代ならば、企業間で競争をしていたとしても、消費者のニーズは分かりやすく、とにかく生産すれば、買ってくれるという状況だったので、それにより市場はどんどん成長し、市場が大きくなることで、余程のヘマをしない限り、企業は安定成長を続けることが可能でした。
しかも、企業はどんどん設備投資をして、規模を大きくすると、規模の経済による効果が働くので、売上を増加させることで、利益を大きくすることが可能でした。
(規模の経済の効果というのは、生産量の増大によって、平均費用が低減する効果のことです。)

戦後日本の企業が、急速に大きくなったのは、何てことはない、上述のような理由からです。
国策に従い、金融機関も積極的に設備投資を後押ししていた時代でもありました。
しかし、時代が経つにつれ、モノは溢れ出し、消費者のニーズも多様化してきます。
すると、消費者は、みんなと同じものでは満足しなくなり、みんなとは違うもの、自分の要望により適合したものを選択するようになってきました。
そう、市場が成熟し、細分化が進んだのです。
しかし、市場が細分化しても、それがどのようになっているのかについては、企業の側から、簡単には見分けることはできません。
何を作れば売れるのかが、よく分からない時代が訪れたのです。
今、中小企業に有利な時代が到来した?
市場にいる消費者の全てを満足させられるモノやサービスは存在しません。
例えば、同じ自動車の市場であったとしても、家族と遠出を楽しみたいAさんと、一人暮らしのBさんとでは、欲しいと思う車は異なるでしょう。
山道を駆け回りたいCさんと、近所の公道しか走らないDさんとでは、要求される車の性能は異なるはずです。
もちろん、流行や技術開発が進むことなどで、大ヒットする車や多くの人を魅了するような車は出てくるでしょうが、それでも人の好みはそれぞれですし、置かれている環境は様々ですから、必ず欲しいと思う車がみんな同じなんてことはあり得ません。
同じ自動車の市場であったとしても、その中は、細分化され、別の市場のように区分されているのです。
そして、規模が大きい企業は、採算が取れる取扱量の単位が大きくなっています。
そこにニーズがあると分かっていても、あまりにも数が少ないと、そこに入り込むことができません。
その市場に入っていって、売上を上げたとしても、そこに参入することから必然的に生じるコストを全て負担することはできないからです。

一方、中小企業の特徴は、良くも悪くも規模が大きくない点にあります。
そう考えると、あなたの会社は、大企業と違って、細分化された小さな市場にも、自由に入り込むことができます。
そう考えれば、あなたの会社は、大企業よりもずっと有利な立場に立っていると言えるでしょう。
あとは、あなたの会社に、「そのようなニーズを掘り起こす能力があるのか?」「そのようなニーズに応える能力があるのか?」ということですが・・・
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