続、差別化なんて、中小企業が出来るのか?その3

この度は愛媛県今治市の白石茂義公認会計士・税理士・中小企業診断士事務所のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

検索エンジンにより、いきなりこのページに飛んできた人は、その1から読まないと理解できないと思いますので、お手数ですが、その1から読んでみてください。

競争地位戦略の具体例 続き

チャレンジャーもフォロワーも、結果として同じような戦略を採ってしまっているのは、自動車という製品の特性に影響されているものと思われます。

現在の自動車というのは、先端技術を要する部品が多数必要となるものであり、又、そのような部品を組み合わせるにも高度な技術が必要になるインテグラル型の製品でもあります。(経営相談は、インテグラル型の商品じゃないですか?参照)

そのため、リーダー以外のプレイヤーが先発企業として行動し、徹底した差別化戦略を実行するには、大量の資金が必要になり、又、多数の協力会社も必要になるので、あまりにもハードルが高すぎるのです。

そのために、自動車業界では、国内・海外の企業との間で、常に合従連衡が行われています!

又、購入者の側は、昔のように、最高速度や馬力、燃費、販売価格だけを気にしているのではなく、今では電子制御による操作性の高さや安全性、環境への優しさ、車内空間の快適性など、そのニーズは多岐に渡り、又、それらを総合的に判断するようになってきています。

それ故、特定の分野だけを突出させて差別化しても、決定打にはなりにくいという状態にあるのだと思われます。

ただ、これは同時に、後発企業として行動するとしても、模倣するのは容易ではなく、コストを下げるのも非常に難しいので、フォロワーとして行動するとしても、一部差別化をして競争力をつけた方が現実的だとも考えられます。

以上のようなことから、それぞれ、シェアの大きさの違いはあっても、チャレンジャーもフォロワーも、結局は、ほぼ同じような戦略で競っているものと想像されます。

結局は、トヨタが強すぎるということ・・・

最後に、ニッチャーについてですが、これらには、スズキや光岡などが入ると思われますが、同じニッチャーであっても、スズキと光岡ではまるっきり立場が異なります。

なぜなら、スズキは、ダイハツと熾烈なデッドヒートを演じてはいますが、自動車市場の中の、軽自動車という分野を制していると考えられるからです。

ちなみに、2015年の自動車市場に占める軽自動車の台数の比率は約4割ぐらいですから、ニッチ(隙間)市場だと侮ることはできません。

スズキは、ニッチ市場を開拓し、成長させることに成功していると思っていいでしょう。

一方、光岡は、富山県に本社がある資本金1億円の会社です。

私の目からは、クラシカルなデザインを武器に、少数のファンのみを取り込んでいく典型的なニッチャーの戦略を採っているように映ります。

このようなニッチ市場だけで事業が成り立つのは、光岡の規模が他社よりもずっと小さいからです。

私のブログの読者である中小企業の経営者の皆さんには、大企業が闊歩する自動車業界で生き残りをかけて戦っている光岡の戦略は参考になるのではないかと思われます。

以上、駆け足ではありますが、日本国内の自動車業界の状況を説明してみました。

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