続、事業承継について考える!その2

経営者の皆様、いつも私のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回も、事業承継について、解説してみたいと思います。

その1では、企業価値の源泉が何かを分析・検討することと、この企業価値の源泉を引き継ぐための体制を整備することの重要性を解説しました。

事業承継というと、多くの人が(私と同業の専門家の人達も含めて)、後継者の選定に重きを置いてしまいます。

しかし、事業承継が本当に成功するかどうかは、いかに上手に企業価値の源泉を見極められるのかにかかっているのではないかと、個人的には思っています。

そして、事業承継について考える!その3のおさらいになりますが、企業価値の源泉、つまり、会社の強みを把握することは、日常の会社経営でも重要になってきます。

『なぜ、自分の会社は続けてこられたのか?何が他社よりも優れていたのだろうか?』と考え続けることは、これからも会社経営を続けていく上で、役立つはずです。

事業承継とは、正に、このような会社の強みを次の者に引き継いでいくことに他ならないのですから、そもそもの会社の強みとは何かを把握しておかなければならないのです。

企業価値の源泉、つまり会社の強みが何かわかっていますか?

会社の強みが、会社の資産にあるような場合、後継者の方が、その会社の株式を譲り受ければ、概ね事業承継の目的は達成できるでしょう。

しかし、会社の強みが、先代経営者の能力に裏付けられた属人的なものであるような場合、

そのようなものを、後継者の方が引き継ぐことは、そのままでは不可能です。

引き継ぐことを可能にするための体制を整備していく必要があります。

もちろん、そのような体制を整備するには、一朝一夕で出来るはずもなく、長い年月をかけて行わなければならないのです。場合によっては、その体制を整備するだけで10年以上の歳月を要することもあるでしょう。

そして、このような体制を整備することが、会社を存続させ、成長させることにもつながります。

事業承継とは、そのような性格のものですから、『そろそろ引退か!』と思った時に、公的機関などで行っている事業承継の相談会などに行ったとしても、後継者の選抜はできても、会社の強みが何かを分析・検討することと、この会社の強みを引き継ぐための体制を整備することが全くできない恐れがあります。

そのような場合、形の上では事業承継できたとしても、会社の強みを引き継ぐという、実質的な観点から事業承継ができたかどうか見た場合には、上手く引き継げていないということも多いのではないかと思います。

そうなると、せっかく事業承継をしても、会社経営の危機を招いてしまうかもしれません。

そのような悲劇を招かないためには、普段から、このようなことを意識すること、つまり、信頼できる経営相談の相手を見つけ出し、客観的な立場から、自分の会社経営についての意見を聞き、長い時間をかけて、会社を成長させ、存続させる体制を作っていくということが必要になるでしょう。

必要になった時に、あわてて相談するのでは遅いのです。

あわてて事業承継の相談会に行っても、間に合うかな?

白石茂義公認会計士事務所・白石茂義税理士事務所・白石茂義中小企業診断士事務所では、企業価値の源泉が何かを分析・検討することと、この企業価値を引き継ぐための体制を整備することまで含めた「事業承継」に関する経営相談に応じております。

必要の際には、お気軽にお問い合わせください。