事業承継について考える!その3

経営者の皆様、いつも私のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回も企業価値(会社の強み)について、解説してみたいと思います。

企業価値(会社の強み)について考えることは、事業承継のケースだけでなく、通常の会社経営の場合であっても重要なことです。

会社の強みを知らずに、会社経営を行うのと、会社の強みを知った上で、会社経営を行うのとでは、会社の経営戦略に大きな違いが生じます。

会社の強みについて考えることは、通常の会社経営でも重要なことです。

いわゆる『攻めの経営』を行う場合、経営者は、会社の強みを活かす戦略を構築して、戦いに臨みます。逆に、いわゆる『守りの経営』を行う場合、経営者は、会社の弱みをカバーする戦略を構築して、戦いに臨みます。

又、会社を成長させるような場合にも、「会社の強みを伸ばすのか?」、それとも、「会社の弱みを克服するのか?」、といったように、着眼点が異なれば対応も異なることになります。

このように、通常の会社経営の場合であっても、会社の強みについて考えることは大切になります。

事業承継の場合には、その1でも解説しましたが、そもそも、引き継ぎを行う事業に、一定の価値がなければ、事業承継をする意味がないので、会社の強みについて考えることは、更に重要となってきます。

そして、この強みこそ、後継者に引き継ぐべきものなので、それが何であるかを把握しておくことは、必須となると言えるでしょう。

そして、会社の強みにより、事業承継の難易度は変わってきます。

単純な、貸借対照表上の資産だけの引き継ぎであれば、株式の引き継ぎだけで、事業承継をすることが出来ますが、経営者の人望に基づく信用力といったような、その源泉が極めて属人的なものであるような場合、それを後継者が引き継ぐには、到底、一朝一夕で出来るようなものではありません。

最悪の場合、十数年を要するような場合もあり得るでしょう。

株式を引き継いだとしても、取引相手からの信頼までは引き継げないからです。

このようなケースでは、後継者を取引先に紹介し、今の経営者と同じように扱ってもらえるように信頼を徐々に獲得していく作業を経なければなりません。

後継者の成長も促さなければなりませんし、なかなかやっかいな仕事になります。

中小企業だから簡単に済むようなものではないのです。

中小企業の経営者の皆様、何度も言いますが、事業承継の準備に取り掛かるのに、早すぎるということはないと思うべきです。

その内にやろうでは、手遅れとなる場合もあると思っておいてください。

事業承継は、時間がかかるものだと考えてください。

事業承継の準備の内、前回と今回に渡って解説した『会社の強み』について考えることは、通常の会社経営にも十分役立つことになります。

最低でも、会社の強みについて考えることぐらいは、今からでもやっておくべきです。

自分一人では、会社としての強みに意外と気がつかないものです。

出来るだけ、専門家に相談して、会社の強みは何かについて、整理しながら、検討するのがよいでしょう。

白石茂義公認会計士事務所・白石茂義税理士事務所・白石茂義中小企業診断士事務所では、「事業承継」に関する経営相談にも応じております。

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