差別化戦略なんて、中小企業が出来るのか?その1

追記:続、差別化戦略なんて、中小企業が出来るのか?を書きましたので、こちらも読んでみください。

いきなりですが、経営者の皆様、マーケティングって何か知っていますか?

実は、マーケティングの定義は、人によってバラバラで、はっきりとは決まっていません。

私の場合は、『マーケティングとは、企業が儲け続けるための仕組みをつくることである。』という定義を採っています。

そのため、経営者の皆様の中には、『これってマーケティングの話か?』と思われるものがあるかもしれませんが、上述の立場を採用していますので、ご理解頂けると幸いです。

それでは、本題の『差別化戦略なんて、中小企業が出来るのか?』について、解説してみたいと思います。

 

経営者の皆様、『資金面で劣る中小企業が、差別化戦略を採るのは当たり前だろう!』って思っていませんか?

もちろん、私も資金面で劣る中小企業が差別化戦略を採るのは理に適っていると思います。

しかし、ある経営者の方と知り合いになったことがきっかけで、資金面で劣る中小企業が差別化戦略を採って成功するのは、皆が思っているよりも、ずっと難しいんじゃないか?と思うようになったのです。

資金面で劣る中小企業に、差別化戦略を成功させられるのか?

ところで、経営者の皆様、差別化戦略というものがどういうものか、きちんと理解されていますか?

 

差別化戦略というのは、マイケル・ポーターという人によって提唱された、競争戦略の一つです。

この辺りの知識を少し整理すると、以下のようになります。

マイケル・ポーターの競争戦略の図

まず、広い範囲を対象にするのか、それとも、狭い範囲しか対象にしないのかで、コストリーダーシップ戦略ないし差別化戦略か、集中戦略かが決まります。(上図の縦軸)

そして、競争に勝つために注力する方法として、価格を安く設定するのか、それとも、他社にはない特異なモノを売りにしていくのかで、コストリーダーシップ戦略ないしはコスト集中戦略か、差別化戦略ないしは差別化集中戦略かが決まります。(上図の横軸)

尚、コストリーダーシップ戦略と差別化戦略は、どちらか一方を選択すべきであるとされています。

中小企業の場合は、資金面に限界があるので、集中戦略のうち、価格を安く設定するコスト集中戦略か、他社にはない特異なモノを売りにしていく差別化集中戦略かを選択することになります。

よって、私が言っている差別化戦略というのは、厳密には、差別化集中戦略のことを指しています。

こちらも、コスト集中戦略と差別化集中戦略は、どちらか一方を選択すべきであるとされています。

読者の多くは中小企業の経営者の皆様だと想定されますので、これ以降は、集中戦略に焦点を当てて解説していきます。

次回は、コスト集中戦略と差別化集中戦略について、もう少し深掘りして解説したいと思います。